音楽を心から楽しむ力を育むことを大切にし、一人ひとりが主体的に音楽へ向き合えるレッスンを行っています。ショパンが「音楽は人間の魂に直接語りかける唯一の言語である」と述べたように、自分が“素敵だ”と感じる音を探すことを中心に、指づくりや響きづくりを丁寧に指導します。加え、曲の形式や和声を読み解く分析、名演を聴き比べる聴取を通じて表現の解像度を高めます。例えば同じフレーズでも腕の重さの扱い方を変えて響きを比較したり、ベートーヴェンの動機づけを分析して構築的な演奏へつなげるなど、実践的に学べる機会を取り入れています。演奏・分析・聴取の三方向から音楽の魅力に迫り、自分らしい演奏表現を築く力を育てます。